第82回皐月賞が2022年4月17日(日)に開催されました!
皐月賞はクラシック三冠と呼ばれるレースの1つです。
クラシック三冠とは【4月/皐月賞、5月/日本ダービー、10月/菊花賞】のことを指します。
クラシック三冠の第1戦「皐月賞」について紹介していきたいと思います。
第82回皐月賞はレースとは?
中央競馬(芝2000m)における3歳クラシックの第1戦として行われるG1レースです。
このレースは最もスピードのある優秀な繁殖馬を選定するためのチャンピオンレースとされています。
このレースで勝った馬は引退後、種付け料の価格が跳ね上がります(例:シンボリルドルフ、ナリタブライアン、ディープインパクト、オルフェーブル、コントレイルなど)
なので出走資格は4歳(現3歳馬)の牡馬・牝馬に限られ、一生に一度のレースとなります(※去勢された馬は出走出来ません)
ここで優勝すれば賞金を獲得できます。
- 〔1着・1億1000万円〕
- 〔2着・4400万円〕
- 〔3着・2800万円〕
- 〔4着1700万円〕
- 〔5着・1100万円〕
上記は2021年のデータですが、いずれにせよ上位に入った馬には多額の優勝賞金が支払われます。
第82回皐月賞のレース予想はなぜ荒れるの?
最もスピードのある優秀な馬を決めるレースです。
「だったらやっぱりスピードのある馬が強いんでしょ!!」
と思いますよね。私もそう思っていました。
しかし一筋縄にはいかないのが「春の皐月賞」のようです。
荒れる理由①1番人気が苦戦する
どうやら皐月賞では1番人気の馬が勝つ!という訳ではないんです。
2021年は「エフフォーリア」が皐月賞を制し、その後も大躍進していきました。
しかし「エフフォーリア」は当時の1番人気ではありませんでした。
2021年当時の皐月賞1番人気は「ダノンザキッド」。しかしこの馬は皐月賞で15着に沈みました。
この例からもわかるように、1番人気にいるからと安定して勝てる!という訳ではないんです。
過去10年の結果を見てみると以下のようになりました。
- 【2021年】1着/2番人気※1番人気は15着
- 【2020年】1着/1番人気
- 【2019年】1着/1番人気
- 【2018年】1着/7番人気※1番人気は7着
- 【2017年】1着/9番人気※1番人気は7着
- 【2016年】1着/8番人気※1番人気は3着
- 【2015年】1着/3番人気※1番人気は6着
- 【2014年】1着/2番人気※1着人気は2着
- 【2013年】1着/1番人気
- 【2012年】1着/4番人気※1番人気は5着
この結果から、1番人気に全幅の信頼を置くのは少し危険なようですね(;^ω^)
荒れる理由②レース経験の不足
大きいレースの前には前哨戦というレースが行われています。
前哨戦(G1レース)
- 【2022/2/20】フェブラリーステークス
- 【2022/3/27】高松宮記念
- 【2022/4/3】大阪杯
- 【2022/5/1】天皇賞(春)
- 【2022/5/15】ヴィクトリアマイル
- 【2022/6/5】農林水産省賞典安田記念
- 【2022/10/2】スプリンターズステークス
- 【2022/10/30】天皇賞(秋)
- 【2022/11/13】エリザベス女王杯
- 【2022/11/20】マイルチャンピオンシップ
- 【2022/12/4】チャンピオンズカップ
近年の傾向として、この前哨戦を最小限に抑えて皐月賞に挑む馬が多くなった結果、馬同士の力関係が難解になっています。
またレース経験が少ないということは“ほとんどの馬が多頭競争を経験していないもの”と言えます。
荒れる理由③天気と馬場の状態にも左右される
さらに馬達の走りは、レース開始数日前~当日までの天気にも左右されます。
雨が降ると水を多く含んだ「含水率が高めな馬場状態」になります。
含水率が高くなるということは、それだけ大地を蹴り上げる力が必要になります。
そうなると馬達はスピードや瞬発力以上にスタミナ・パワーが問われていきます。
つまりスピード一辺倒の馬では、直線に急坂が待ち構える中山(芝2000m)を乗り越えられない可能性があります。
馬達の走りには天気も大きく影響するんですね。
当日晴れてればいいというものではないなんて…競馬とは奥深いものです(*^-^*)
第82回皐月賞のレース予想の荒れる理由を考察~まとめ~
- 経験が少ない馬が多い
- 皐月賞までのレースを控える馬が多く、力関係がわからずにレース展開が読みにくい
- 雨の影響で馬場状態が微妙になる
- 馬場状態によりスピードだけではなく、スタミナ・パワーの底力が必要
という点が「皐月賞」のレース予想が難しく荒れる要因ではないかと考えます。
しかも馬達はこのレースで引退後の運命が左右されてしまう…皐月賞は本当に重要なレースなんです!
全ての馬に称賛と尊敬の念を込めて皐月賞始め今後のレースを見届けていきたいと思います。
コメント