結婚とパートナーの違い、メリット・デメリット、子供に出る影響はあるのかについてまとめました★
結婚とパートナーにはどんな違いがあるのか気になりますね。結婚した場合とパートナーでいる場合では、各々どんなメリット・デメリットがあるのでしょうか。
この記事では
- 結婚とパートナーの違い
- 結婚とパートナーのメリット・デメリット
- 子供に出る影響はあるのか
についてわかりやすくお知らせします。詳しくは本文でお伝えしていますので、ぜひご覧ください。
結婚とパートナーの違いは?
結婚とパートナーの違いについて、
の違いがあるのではないでしょうか。この社会的責任とは相手のことを養ったり、片方に何かあれば面倒を見るというものを指します。
『結婚する』のと『パートナーでいる』状態を比べると、やはり結婚をしている方が世帯を同じにするわけですのでその責任はかなり重くなりますよね。
逆にパートナーという立場であれば、市役所の手続きなども不要な気軽な立場で相手と一緒にいることができます。パートナーは世帯も別となるので、基本的には『相手を養う義務』も何かあった時に『介護する』ということもありません。
結婚はお互いの人生に関して『責任』というものが生まれますが、パートナーはそういったものもないので結婚よりもハードルは高くありませんよ。
その『責任』に関して、結婚する際に[誓いのことば]を聞いたことはありませんか?今は多様性の時代で神前式だけではなく人前式なども多くなり、実際に耳にしたこともない方もいるかもしれません。
ただその神の前で誓う言葉として
その健やかなるときも、病めるときも、喜びのときも、悲しみのときも、富めるときも、貧しいときも、これを愛し、これを敬い、これを慰め、これを助け、その命ある限り、真心を尽くすことを誓いますか?
ということを言われるんですよ。
この結婚式の中で何気なく言われている言葉…かなりの効力を感じますよね。
カンタンに言えば『良い時もあれば悪い時もある…何があったとしても放り出さずに相手と一生添い遂げると誓えますね?』ということを言われています。
この言葉…本当に覚悟がないと誓えませんよね。それだけ『結婚』というものの結びつきは強く、『責任』が生じるものだということがわかります。
つまり結婚とパートナーの違いについては、この『社会的責任の有無』が一番の違いなのではないかと言えますね。
結婚とパートナーのメリット・デメリットは?
結婚とパートナーのメリット・デメリットについては以下のように考えられます。
結婚のメリット
金銭面でのメリットが考えられますよ。特に税金の優遇を受けることができるという点が大きいのではないでしょうか。
まず、共働きの場合には単純に世帯収入が増えますよね。これによって生活が少しラクになったと感じることができると思います。
さらにこちらは配偶者の所得にもよりますが、『配偶者控除』『配偶者特別控除』『社会保険の被扶養者制度』などを受けることができますよ。
各個人で納めていた保険料が1つになるだけでも、かなり支出は減るかと思います。また片方が働けなくなった時にも、こういった部分で助けられることが多いかと思います。
結婚のデメリット
『自由がなくなる』というのが一番大きく感じられるのではないでしょうか。これは時間においても金銭面においても両方感じられることでしょう。
正直、結婚をするとこれが一番堪える方も多いようです。
ただ、それでも一緒にいる時間が楽しかったりなどの喜びが勝ると気にはならないようですが…こういう点でも覚悟が必要ですね。
さらに離婚をするとなってしまった場合には、別れるための手続きが大変だというデメリットもあります。経験者の中には「結婚より離婚の方が何倍も労力を使う」という方が多いほど、とてもパワーを使うものになります。
また場合によっては慰謝料が発生したり、財産分与など様々な手続きを取らねばなりません。
こういった点も結婚のデメリットと言えるのではないでしょうか。
パートナーのメリット
煩わしい手続きがないのがメリットと言えます。
パートナーであれば夫婦別姓が可能であり、特に名義変更を要しません。そのため法律や制度に縛られることなく、以前と何ら変わりなく過ごせるというのが大きなメリットではないでしょうか。
パートナーのデメリット
法律上は夫婦ではないため『配偶者控除』『扶養控除』などの適用はされません。
また『相続権』がないというのもデメリットの1つですよね。この『相続権』がなければ、もし相手に何かあったとしても何も受け取る権利がないということです。
さらに相手が入院や手術が必要になった時のサインもできません。これはパートナーが『親族』として認めてもらえないためです。
また亡くなった後のことについても、パートナーには何も権利がありません。そのため最期に関わりたい場合には、きちんと遺言書を残しておかねばなりませんよ。
さらに子供が生まれた場合には、原則として親権は母親となります。子供が生まれると、その子は自動的に母親の戸籍に入ります。つまり2人で親権を持つことができないということです。
ちなみに法律的に父親になるためには『認知』が必要となります。
結婚とパートナーでは各々でメリット・デメリットがあるんですね。これらを考えてみて、どういうカタチが自分たちのベストなのか…検討してみてはいかがでしょうか。
子供に出る影響はある?
子供に出る影響については以下のことが考えられます。
結婚との大きな違いは、ここにあるのではないでしょうか。
前項のメリット・デメリットでもお伝えしたように結婚の場合は両親ともに親権をもっていますが、パートナーの場合には一方のみが親権を持つことになります。
また結婚の場合には片方に何かあった場合にその配偶者と子供に相続権が存在しますが、パートナーの場合には配偶者・子供ともに相続権がありません。
これが一番大きな影響なのではないでしょうか。
ただし、この相続権に関してはきちんと遺言書を作成しておけば大丈夫ですよ。
『2人のとき』と『子供が生まれたとき』では、また状況がガラリと変わります。どちらがより良いという判断は人それぞれですので難しいところではありますが、ケースバイケースで柔軟に対応していければいいですね。
結婚とパートナーの違いまとめ
- 社会的責任の有無
- 結婚は責任もあるが、金銭面の控除がある
- パートナーは自由だが、いざというときの決定権などはない
以上のことがわかりました。
結婚というカタチに縛られることなく、自分たちのスタイルに合った在り方で過ごしていけるのが一番だとは思います。ただパートナーだと大事な局面では何も決定権がないというのが気がかりですよね。
どっちがより良いとお伝えすることはできませんが、自分たちのライフスタイルに合わせて変化させていくのもアリではないでしょうか。