東日本大震災の予備費いくらだったのか、40億円で令和6年能登半島地震は立て直せるのかについてまとめました★
2024年1月1日に石川県を突如襲った大地震には驚きましたね。『令和6年能登半島地震』と名付けられ、今なお被害が拡大し続けている現状に胸を痛めている方もたくさんいらっしゃるかと思います。
そんな中、政府から予備費40億円と発表されたことが話題となっています。
この記事では
- 東日本大震災の予備費いくら
- 東日本大震災の予備費より少ない40億円で令和6年能登半島地震は立て直せるのか
についてわかりやすくお知らせします。
またこの予備費40億円に対するSNSの声についても詳しくは本文でお伝えしていますので、ぜひご覧ください。
東日本大震災の予備費いくら?
東日本大震災の予備費いくらなのかについて、
- [平成22年度内]678億円の予備費
- [平成23年度内]503億円の予備費
とされていました。
ちなみに内訳としては以下のようになっています。
平成22年度内予備費
[54億円]自衛隊の災害・原子力派遣に係る燃料の追加調達
[5億円]海上保安庁の巡視船艇の燃料の追加調達および衛星電話のリース・使用
[301億円]岩手県・宮城県・福島県に対する災害援助費負担金
[17億円]福島原発周辺に燃料を供給するためのタンクローリーの購入等
平成23年度内予備費
こちらの数字は参議院公式ホームページの『4兆円規模となった平成23年度第1次補正予算』を参考にしています。少し気になるのは平成22年度内訳予備費をすべて足すと「679億円」になるのですが…ここでは言及せずにおきますね。
東日本大震災はこれまで経験したことがないような甚大な被害があり、原発などの予測し得なかったものが私たちを苦しめました。そのため予備費の額も大きくなり、このくらいの額になっているんですよ。
ちなみにその後の復興予算では「兆単位」でお金が出ています。
予備費をカンタンにお伝えすると「(政府や組織が)予測できない出費や予算の不足に充てるための経費」のことになります。予算成立後において計上された『決まっている経費』に不足が生じたり、別途で新規に経費が必要になった場合の不足に充てることができるお金のことです。
つまり緊急的な支出に備えて確保される財政上の予備資金のことなんで、これは内閣の責任において支出できるものとなっています。
自然災害や突発的な出来事が発生してしまった際に急遽『追加でお金が必要』となった場合、この予備費がそのまま使用されることがあります。政府としてもこの予備費には柔軟性を持たせて、迅速な対応が可能になるように設けられています。
これだけ聞くと、自身のお住いの地域にもし何か起こったとしても『きっと政府は迅速に予備費を投入してくれるんだろう』と心強く思えますよね。
ただ…今回の令和6年能登半島地震では少し様子が違うようです。
東日本大震災の予備費より少ない40億円で令和6年能登半島地震は立て直せる?
東日本大震災の予備費より少ない40億円で令和6年能登半島地震は立て直せるのかについて、
と、誰しもがわかっているところだと思います。
ただし令和6年能登半島地震においては、今現在やっとどのくらいの被害が出ているのかという大きさがわかり始めてきているところです。そして残念ながらいまだに全体的な被害状況の把握は難しい状態となっています。
そのため実際いくらの被害総額がかかるかという見通しを立てるのが難しいところなんですよね。
おそらくそういう事情もあり、岸田さんは「とりあえず」というところでこの金額を提示してものと思われます。つまりあくまで予備費は「ひとまず」というところであって、これが令和6年能登半島地震における予算の[総額]というわけではないと考えられますね。
予備費からとりあえず40億円という話なのに、なんでそれが総額だと思うんだろ。
— エルにゃん (@6QQdiooXIgJdrat) January 4, 2024
さすがに岸田さんもわかってはいるところだと思います。さすがにそれがわからないようなら国のトップは務まりませんよね。
ただなぜここまで大きな話題となってしまったのか…それはこれまで岸田さんが行ってきた政策に対して、日本国民の信頼がほぼ無いということが原因だと思われます。
私たちも普段全然信用のない人の言葉というのは、素直に受け入れ難いですよね。それと同じで岸田さんはこれまで『なんで!?』ということを私たちにくり返し行ってきました。その不信感の積み重ねが、今回の予備費で「信じられない!」という気持ちを爆発させたのでしょう。
とはいえさすがにこの金額しか出さないということはないと思われますので、もう少し動向を見守っていってもいいのではないでしょうか。
ただこの金額で被災地の食料などの物資支援や仮設住宅支援がまかなえるのもなのか…やはり不安は残りますね。
東日本大震災の予備費より少ない40億円に対するSNSの声は?
東日本大震災の予備費より少ない40億円に対するSNSの声を見ていきましょう。
ふざける
能登半島地震
予算40億円
1000億円以上つけるべきやないか?ウクライナ6000億円以上なのに?
自民党裏金6億円も地震に寄付しろ岸田やめてまえ
ふざけるな
たった
40億円はない
なんもならんわ#能登半島地震 #岸田やめろ #40億円#予算 pic.twitter.com/TbpjLcIkzX— わたる。 (@wataru2777) January 4, 2024
やはり「40億円」という数字を聞いて瞬間的に『はぁ?』と思われたようですね。このやり取りを見ると、私たちと政治家の間の信頼度がいかに低いかということがわかりますよね。
増税メガネよ、ウクライナに6000億円支援するのはヨシとしよう。
だが、能登に40億円しか出さないのはどういう事だ?
国民を守るのが総理大臣の役目ではないのか?#岸田 よ、僕は滅多に政治関連のツイートはしないが、今回の発言には反吐が出る。— 蘭丸 (@RanmaruZooBoy) January 4, 2024
この数字を見て「自分の国の国民は大事にしないのか!?」と憤りを感じてしまっていますね。たしかに気持ちはわかります…最近起こった政治家の問題もうやむやになっているのも原因の1つなのでしょう。
その40億円は予備費から出す当面の費用であって、本格的な復興費用はこのあと補正予算が組まれるんですよ。おそらく数千億円にはなるでしょう。
— HALF RUNNER (@kzplus) January 4, 2024
冷静に事の次第を見守っている方もいらっしゃいます。ただ怒りというのは、誰にも止められないほどの強大なパワーになることもあります。変に暴動が起きないように、岸田さんには自身のふるまいに責任を持って行動してほしいですね。
能登半島地震の予備費40億円がSNS批判の嵐らしいが…
2016熊本地震:予備費23億円、補正予算7800億円
2018北海道地震:予備費5.4億円、補正予算1188億円
2024能登半島地震:予備費40億円、未定
これで40億円と批判している奴は何も調べないアホか、知ってて批判したいだけのアホかどちらか。
— 国魂 (@kuni__tama) January 4, 2024
これまで予備費の後には「補正予算」として大きな金額が投入されています。さすがに岸田さんも40億円だけでは足りないというのはわかっているかと思いますので、まずは政府の迅速な行動を願いつつ、私たちもできる限りの支援をしていきましょうね。
東日本大震災の予備費まとめ
- [予備費]平成22年は678億円/平成23年は503億円
- 40億円は少ないが、被害が明らかになっていたいための「とりあえず」の金額である
以上のことがわかりました。
岸田さんに変わってからというもの、日本国民としてとても振り回されている感じがしますよね。そのせいか岸田さんはあまり私たちからの信用がないようで、何かするごとに叩かれているイメージが抜けません。
とはいえ、さすがに「予備費40億円で足りるだろう」なんて思っているわけない…と信じたいですよね。日本政府としてしっかりとした対応をしてくれることを祈りつつ、私たちは自分たちができる範囲で被災された方の支援を行っていきましょう。