オヤカクとはいつから始まったのか、就活の内定辞退に親の影響があるのかについてまとめました★
就職活動の時期によく『オヤカク』という言葉を見かけますが、『オヤカク』とは一体いつから始まったもので、どんな意味なのでしょうか。また『オヤカク』の有無が就活の内定辞退に親の影響が出るのか気になりますね。
この記事では
- オヤカクとはいつから始まったのか
- オヤカクで就活の内定辞退に親の影響があるのか
についてわかりやすくお知らせします。詳しくは本文でお伝えしていますので、ぜひご覧ください。
オヤカクとはいつから始まった?
オヤカクとはいつから始まったのかについて、
- 昭和の時代から存在していた
- 平成の時代以降で本格的に注目されるようになった
オヤカクってここ数年で始まったことではない、ということに驚きです。
オヤカクとは『親への確認』のことを指し、企業が内定者の親御さんに対して「親御さんは内定を承諾することに賛成してくれていますか?」という確認をしたりするんだそうです。
まさかこんな言葉が存在するんて…そのことに驚いてしまいますよね。自分の人生の岐路となる就職活動に親が関わってくるなんて、夢にも思いませんでした。
ただ意外にもこのオヤカクに対して、力を入れている企業が多いようなんです。
その背景として、最近の就活生に関しては親の意見に影響される子供が増加しているという点が挙げられますよ。また就活生と今の親の現役世代との『ギャップ』も大きく関わっているようです。
これは一体どういうことなのか…理由などが気になりますよね。
オヤカクで就活の内定辞退に親の影響があるのか?
オヤカクにて就活の内定辞退に親から影響があるのかについて、
親の意見というのは、子供がいくつになったとしても大きな影響を及ぼしてくるものなんですね。
これは現在の新卒採用において、学生優位の『売り手市場』が続いているという点も関係しています。つまり今はどこも人材不足で、優秀な労働力がノドから手が出るほど欲しい状態が続いています。そのため、手間ひまとお金をかけて内定を出した人材には、是が非でも入社してほしいというのが正直なところでしょう。
しかしながら、その内定に関して少しでもケチがついてしまうと、内定者はその会社の内定を辞退してしまうことがあるんですよ。
この「ケチ」というのが、親の意見によるところが多いのも事実です。
これをどうにか防ぐために、企業はオヤカクという活動に力を入れているのでしょうね。
オヤカクが必要な理由①就活生は親の意見に影響されやすい
就活生の傾向として、親の意見に影響されやすいという一面があるんですよ。そのため、時に企業側は親御さんに対して直接「内定承諾の確認」を行ったりすることがあります。
例えば学生本人が入社を希望していたとしても、親御さんがその内定先の企業に何かしらの不満を持っていたとしたら…これは後々になって様々なトラブルが起こり得るものだということが考えられますよね。
子供は親から少しでも「この会社は…」なんてマイナスの言葉を聞いてしまうと、そのことで頭がいっぱいになってしまいます。モヤモヤぐるぐる考えた末に、内定辞退しようと考える内定者も少なくありません。
そのため、この食い違いを防ぐために本人だけではなく親御さんにも内定の承諾確認というものを行っているようです。
オヤカクが必要な理由②就活生と親との『ギャップ』を埋めるため
現在の就活世代の親といえば、『バブル期』を経験した親が多いのではないでしょうか。この時期を経験すると、やはり少し考え方に違いが出てきます。
『福利厚生』『労働条件』『賃金』に関して、親の現役時代と今では大きな落差があります。そのため昨今の企業の条件に対して納得することができずに、子供の就職活動に介入するというケースも少なくありません。
親世代が就職先に求めるものといえば「安心」「安定」「信頼」ですよね。そのためやはり親としては「ベンチャー企業よりも大手企業の方に行ってほしい」と考える親御さんは少なくありません。
子供も同じ意見ならばきっとそういう就職先を見つけて来るかと思いますが、考え方が違った場合には親御さんが心配しかしない就職先を決めてくるかもしれません。そうなると、これは後々トラブルの元にしかなりませんよね。
そのためこういった『ギャップ』埋めるために、企業としては親御さんに対してオヤカクを行っているようですね。
まずは親の立場に寄り添って不安を理解したり、親向けの広報活動を行ったりして親の企業に対する『ギャップ』を埋めていく必要があるのでしょう。
ちょっと大変な活動ではありますが、オヤカクを行うことによって親は企業に対して『好感』『信頼』を持ってくれます。そうすれば最終的に内定者への就職の後押しともなりますよね。
こういった地道な活動が、優秀な人材確保の1歩となるんでしょう。
オヤカクが必要な理由③人材確保のため
現在『少子高齢化』の進行により、労働市場の売り手市場化が恒常化しています。常に人材は不足し、とにかく人が入ってほしい企業側の考えとはうらはらに内定辞退率が高めになっているんですよ。
ただオヤカクを行っておけば、内定辞退率に対して少なからず良い影響を与えることはできる可能性があります。
オヤカクによって出る影響とは?
オヤカクを事前に行うことで、内定者に良い出る影響としては
- 定者の就職先に対する『愛着』『帰属感』を高めることができる
- 内定者の就職先に対する『評価』『信頼』を高めることができる
- 内定者の就職先に対する『継続性』『安定性』を高めることができる
のではないでしょうか。
オカヤクを行うことで、内定者にとって就職先企業の存在がグッと近く感じられますよね。このことから会社に対して『想い入れ』が生まれるのではないでしょうか。
それは入社後も持っているものだと考えられますので、オカヤクを行うことで良い影響が出るということはが考えられますね。
オヤカクによる効果は?
オヤカクを事前に行うことで、内定者にもたらされる効果としては、
- 内定者の『入社準備』『入社後の生活に対する不安・心配』を減らす
- 内定者の『入社後のパフォーマンス・モチベーション』を高める
- 内定者の『入社後の離職率・早期離職率』を下げる
と考えられますよ。
内定者の入社後の『離職率』や『早期退職率』は、オカヤクを行うことで下げることができると思われます。まだ事前に企業と話す機会を設けることで、入社後の心構えに関しても少なからず良い影響を与えてくれるのではないでしょうか。
オヤカクとはいつからまとめ
- 昭和の時代から存在していた
- 親の意見が内定辞退に影響することがある
以上のことから、オヤカクは企業にとって効果的な手段の1つであると考えられますよ。
オヤカクと聞いた時は『就職する時期にまで親が関係してくるなんて…』と感じましたが、就活生にとっても親御さんにとってもメリットしかないのであれば、オヤカクはやっても良いものではないかと感じます。
オヤカクをすることで親は安心し、子供も心穏やかに就職先にお世話になることができ、企業側は人材の確保ができる…win-win-winの関係ですね。
少し過保護なものであると感じますが、それで少しでも安心して社会生活を送れるというならば、あっても悪いものではなりませんよ。もし自分もオヤカクを体験するようなことがあれば、素直に受けてみてもいいのではないでしょうか。