メロディーレーンが小さい理由なぜ、引退後繁殖馬入りしても平気なのかについてまとめました★
メロディーレーンが小さい理由が気になります。2024年に入り、メロディーレーンの繁殖馬入り検討という話が出ています。これに対して心配する声なども挙がっていますね。
ただ…なぜこんなにもメロディーレーンは他の競走馬に比べて小さいのか、理由が気になりますね。
この記事では
- メロディーレーンが小さい理由なぜ
- メロディーレーン引退後繁殖馬入りしても平気なのか
についてわかりやすくお知らせします。詳しくは本文でお伝えしていますので、ぜひご覧ください。
メロディーレーンが小さい理由なぜ?
メロディーレーンが小さい理由なぜなのかについて、
だと思われます。
メロディーレーンの身体の小ささは決して遺伝子異常でも突然変異でもないと考えられます。たださまざまな掛け合わせの中で、偏りが出ただけではないでしょうか。
メロディーレーンの父は『オルフェーヴル』になりますが、この子も3歳前半時の馬体重450kg前後とやや小柄なお馬さんでした。日本ダービーを優勝した時でも444kgと、同レース優勝馬史上最小馬体重となっているんですよ。
また『オルフェーヴル』の全兄(父&母同じ)の『ドリームジャーニー』という馬も小柄でした。しかも『オルフェーヴル』よりもさらに小柄で、各優勝馬史上最小馬体重を記録しているんですよ。
[宝塚記念優勝]424kg
[有馬記念優勝]426g
これはかなり小さいですね。競馬で走るサラブレッドといえば平均500kg近くありますので、400kg前半となるとかなり軽い印象を受けます。
さらにメロディーレーンのおじいちゃんに当たる『ステイゴールド』も、古馬(4歳以上)になっても410kg〜430kg台でレースに出走していた小柄なお馬さんでした。
このことから、メロディーレーンは身体が小さく生まれたとしてもおかしくはありませんよね。むしろ父方の血を色濃く受け継いでいるのではないかと考えられますよ。
またメロディーレーンの母となる『メーヴェ』自体は、とても平均的な体重のお馬さんでした。キャリア最小の馬体重がチューリップ賞に出走した時の446kgで、最大は常総ステークスに出走した際の464kgです。これは牝馬としてはとても平均的な体格と言えますよ。
ただ『メーヴェ』は受胎率があまり良いとは言えず、(父は違えど)メロディーレーンのきょうだいは2歳下となる菊花賞を制した『タイトルホルダー』がいるのみになります。『タイトルホルダー』に関していえば、とても平均的な馬体重を保っています。
やはりこのことから、メロディーレーンは父方の血をとても濃く引き継いでいるのではないかと考えられますね。
ちなみにメロディーレーンと同じく『オルフェーヴル』を父とするお馬さんはたくさんいますよ。空馬の状態でありながら2着で走り切った『シルヴァーソニック』もお父さんが同じお馬さんになります。
メロディーレーン引退後繁殖馬入りしても平気なの?
メロディーレーン引退後繁殖馬入りしても平気なのかについて、
と思われます。
メロディーレーンのカラダは他の競走馬に比べると絶対的に小さいです。このことから、ほかの牝馬に比べるとやはり体格的には不利になるかと思います。
これはビジンちゃんとメロディーレーンちゃんの大きさ比べです pic.twitter.com/e5zfDtRdp2
— べにこ (@karakurenai) January 6, 2024
460kg前後のお馬さんと並ぶと、これくらいの体格差があるんですね。
8歳になったメロディーレーンも頑張りました。
今年初戦の万葉Sは7番人気で3着。
好調時のバロメーターでもある行きっぷりの良さがありました。元「オルフェ番」記者としては、どうしても気になる存在。
久しぶりに間近で見ましたが、この距離感でもやっぱり小さいですね⬇️ pic.twitter.com/69oNcedJz5— 太田尚樹 日刊スポーツ (@nikkan_ota) January 6, 2024
また人と並んで歩いている姿を見ても、やはり大きくはありません。
こんな小柄な体格で繁殖馬入りしても大丈夫なのかと心配になりますよね。
実は以前にも29年間生きた小さな繁殖牝馬がいました。その名前は『カネヒムロ』といって、馬体重は384kgしかなかったそうです。
『カネヒムロ』は競走馬引退後に繁殖牝馬として何頭かのこどもを生んでいるんですよ。中でも初仔となる『カネミノブ』は1978年の有馬記念を制する馬に成長しています。
繁殖牝馬引退後は功労馬として北海道で余生を送っていましたが、1997年の放牧中に転倒。残念ながら安楽死という処置がとられましたが、29年という馬生を送りました。
メロディーレーンは『カネヒムロ』よりさらに小さい馬体ではありますが…可能性はなくはないですよ。もし本当に繁殖牝馬となるならば、周囲の人間が最新の注意を払って危険がないようにしていってほしいですね。
メロディーレーンが小さい理由まとめ
- 父方の血を色濃く受け継いでいるのではないか
- 体格的には不利だけれども、周囲の手厚いサポートによってはあり得る
以上のことがわかりました。
メロディーレーンは血統としては申し分ありません。かわいくも力強い彼女の走りを後世に引き継いでもらいたいと考える競馬ファンもたくさんいらっしゃるかと思います。
体の大きさに関してもメロディーレーン自体が父方の血を色濃く受け継いだように、メロディーレーンのこどもであっても父方の血を受け継いで平均的な馬体重に育つ可能性は十分にあります。ただ…決して無理だけはして欲しくないというのが本音です。
メロディーレーンの今後の動きを気にしつつ、彼女にとって一番良い馬生を送れるようにしてほしいですね。