薬屋のひとりごとの指切りの意味、どんな呪いが込められているのかについてまとめました★
薬屋のひとりごとで出てきた「指切り」ってどんな意味がなのでしょうか。呪いと言われる理由は…一体どんなものなのか気になりますね。
この記事では
- 薬屋のひとりごとの指切りの意味
- 薬屋のひとりごとの指切りにはどんな呪いが込められているの
についてわかりやすくお知らせします。詳しくは本文でお伝えしていますので、ぜひご覧ください。
薬屋のひとりごとの指切りの意味は?
薬屋のひとりごとの指切りの意味について、
薬屋のひとりごとに出てくる指切りの意味も、日本で広く知られている『ゆびきりげんまん』と同じ意味だと考えて良さそうですよ。
約束を守ってもらうために『ゆびきり』を交わすという風習が現在までも残っています。しかも『ゆびきりげんまん』の歌の中には、「ウソついたら針千本飲ます」という怖い歌詞があります。
これは『それくらい大切な約束だ』ということに対しての比喩だとは思いますが…かなり過激ですよね。
ちなみに『ゆびきりげんまん』も「指切拳万」という言葉で、「げんこつで1万回殴るよ」という意味が込められています。
今では言葉遊びの1つくらいで伝わっている『ゆびきり』ですが、以前は本当にこの約束に想いを込めていたようですね。そのため今よりもほほえましさはあまりなかったのではないでしょうか。
では薬屋のひとりごとの指切りにはどんな呪いが込められていたのか…気になりますね。
薬屋のひとりごとの指切りにはどんな呪いが込められているの?
薬屋のひとりごとの指切りにはどんな呪いが込められているのかについては、
- 相手に対する想いと覚悟
- 相手側には責任と覚悟が発生
この強い想いが「呪い」として込められていると考えられますよ。
ただこの相手に対する強い想いと覚悟を伝えるために用いられたのが『本物の指』だったんです。
相手に対する想いと覚悟
この風習は日本でも遊女が実際におこなっていました。
江戸時代の遊女が好意を寄せる相手に対して、変わらない愛情の証として自らの小指の先を切断して渡していたとされています。自らの分身を差し出すことで相手への愛情を示していたんですね。ちなみに小指以外にも『髪の毛』や『爪』だったりもしたようです。
相手側には責任と覚悟が発生
ただこの『ゆびきり』をしてしまった遊女は、心に決めた男性がいると見てすぐわかってしまいますよね。これは夢を売る商売女にとって、かなり不利になりますよね。
つまりそれ相応の責任と覚悟を男性側も負うことになります。もちろん他の女と遊ぶわけにはいかず、女との将来を考えら蹴ればならないでしょう。
こういったところが『ゆびきり』には「呪いが込められている」とされている由来なのではないでしょうか。
ちなみに駆け引きの道具として使っていた遊女は、偽造品の指を渡すことも多かったようですよ。
薬屋のひとりごとの指切りまとめ
- 現在と同様『約束を守る』という意味がある
- 相手に対する想いと覚悟/相手側には責任と覚悟が発生することが呪いと言われる理由ではないか
以上のことがわかりました。
薬屋のひとりごとで『ゆびきり』が出てくるのは、猫猫の両親である父・羅漢と母・鳳仙(フォンシェン)の話(23話)の中でになります。
誇り高き妓女であった鳳仙(フォンシェン)が初めて人の心を持って傍にいたいと思った羅漢に送った『自分の指』と『猫猫の指』にはかなりの覚悟が込められていたのではないかと考えられます。
2人が結ばれるまでにはかなりの時間がかかってしまいましたが、これからは幸せな時間を過ごしてほしいですよね。