パラリンピックが盛り上がらないのはなぜ、人気のない理由とは何なのかについてまとめました。
パリオリンピック2024が大きな盛り上がりを見せる一方で、パラリンピックは盛り上がりに欠ける印象がありますよね。
なぜパラリンピックがこんなにも人気がないのか理由が気になります。
この記事では
- パラリンピックが盛り上がらないのはなぜ
- パラリンピックが人気のない理由
についてわかりやすくお知らせします。
パラリンピックで盛り上がりに欠けるのはスポンサーにも問題があるのかどうか…詳しくは本文でお伝えしていますので、ぜひご覧ください。
パラリンピックが盛り上がらないのはなぜ?
パラリンピックが盛り上がらないのはなぜなのかについては、
- 出場選手がわからない
- メディアの露出
- 競技に対する独特な雰囲気
- 歴史的な背景
などが考えられますよ。
パラリンピックがオリンピックよりも盛り上がらないと感じる方もいらっしゃるかと思いますが、それがなぜなのかについて1つずつ見ていきましょう。
出場選手がわからない
パラリンピックに出場する選手がわからないということも盛り上がらない理由の1つではないでしょうか。
オリンピック開催前からオリンピックに関しては出場選手が各メディアに取り上げられていて、目にする機会が多くありましたよね。
それに比べて、パラリンピック出場選手がメディアに取り上げられることはかなり少ないです。
そういった私たちにとって馴染みが薄い点も、盛り上がらない要因になっているのではないでしょうか。
メディアの露出
パラリンピックはオリンピックに比べてテレビで取り上げられる頻度がかなり少ないですよね。
競技の様子や結果についてのテレビ中継や報道も限定的で、私たちも自然と情報を得る方法が限られていると言えます。
そういった『メディアの露出が少ない』といった点からも、一般の関心も低くなりがちですよね。
競技に対する独特な雰囲気
パラリンピックでは行われる競技に対する独特な雰囲気が、一般の人々にとってとっつきにくい印象を与えているのではないでしょうか。
パラリンピックで開催される競技を見てみると通常のオリンピックで行われているようなスタンダードな競技が行われてきているのですが、その開催中の雰囲気が少し違ってきます。
パラリンピックでは競技によっては
を頼りに競技を行うことが多いですよね。
そのため声援などの声を出すと大切な音がかき消されてしまい、競技を続けることができません。
つまり観戦中には基本『静聴』する必要があります。
こういった独特な雰囲気が盛り上がっていないという印象を持たれてしまうのかもしれませんね。
とはいえ選手がゴールを決めた場合には大きな歓声を送ることはできますので、絶対無音でなければならないということでもないんですよ。
歴史的な背景
パラリンピックはオリンピックに比べて歴史が浅いという点も盛り上がりに欠けてしまう要因なのではないでしょうか。
実はパラリンピックが初めて開催されたのは、
からなんですよ。
オリンピックの開催は1896年からですので、その差はおよそ「60年以上」の開きがあることはわかりますよね。
つまりオリンピックはその歴史が長いために知名度や伝統が深く浸透していますが、パラリンピックはそれに比べて知名度や伝統が浸透しているとは言い難いんですよ。
パラリンピックが人気のない理由とは何?
パラリンピックが人気のない理由とは何なのかについては、
というところが大きいです。
パラリンピックはオリンピックほどマーケティングやプロモーションに力を入れられていません。
スポンサーシップや広告の規模が小さいためにイベント自体の認知度が上がりにくく、結果として人気が出にくい状況なんですよ。
これについてはオリンピックは国際的な注目を集める大規模なイベントであるのに対し、パラリンピックはまだそのレベルには達していないということが原因なのではないかと考えられます。
これは国や地域によってパラリンピックへの関心が異なるためで、特定の国々ではパラリンピックがあまり注目されていないことも影響しています。
さらにオリンピックは非常に幅広い視聴者層を持っていますが、パラリンピックは特定の関心を持つ人々や関係者に限定されがちなんですよ。
これらの要因の組み合わさることが、パラリンピックが『オリンピックほど人気が出ない理由』となっているのではないでしょうか。
とはいえ徐々にパラリンピックに対する関心も高まりつつあるようなのですが…将来的にはもっと多くの人々がパラリンピックに注目することが期待しますね
ただこれを改善するには『スポンサー問題』が大きく立ちはだかるのではないかと考えられますよ。
パラリンピックが盛り上がらないのはスポンサーの問題?
パラリンピックが盛り上がらないのはスポンサーの問題なのかについては、
と考えられますよ。
パラリンピックにおけるスポンサーシップの問題については以下の点が挙げられます。
スポンサーシップの規模
オリンピックに比べると、パラリンピックのスポンサーシップの規模は小さくなりがちです。
多くの企業はオリンピックの方が視聴者数やメディア露出の点で大きなリターンを期待できるため、そちらに資金を集中させる傾向があります。
そのためパラリンピックまで資金が回せないというのがスポンサーの現状なのだと考えられますね。
企業のイメージ戦略
一部の企業はパラリンピックへのスポンサーシップを『企業イメージ向上の手段』として捉えていますが、他の企業はやはり視聴者数を鑑みてオリンピックを選ぶことが多いです。
これはオリンピックがより広範な視聴者層にリーチでき、『ブランド認知度を高めやすい』という理由はあるためです。
たしかにリプレイで選手の足元が何度も映し出されたら、私たちは「今この選手が履いている靴って買えるのかな?」などと気になったりしますよね。
こういった企業イメージの向上のためには多くの人々に目にしてもらわなければなりません。
つまりこういった点からもスポンサーはパラリンピックよりもオリンピックの方に力を入れがちなんですよ。
メディア露出の差
パラリンピックはオリンピックほどメディアに取り上げられないため、スポンサーにとっての露出の機会が少なくなります。
これがスポンサーシップの減少につながり、結果的にイベント全体の規模やプロモーションが制限されることに繋がるんですよ。
もっとメディアで取り上げられる機会が増えればとは思いますが、この負の連鎖を断ち切るのはなかなか難しいのでしょうね。
社会的な偏見や理解の不足
障害者スポーツに対する社会的な理解や関心がまだ十分ではないことも、スポンサーがつきにくい要因の一つです。
一部の企業はパラリンピックへの支援を社会的責任として捉えますが、多くの企業は依然としてビジネスリターンを重視しています。
スポンサーとしてもボランティアではないため、それなりのメリットがないといけません。
そういった点から人々の理解が得にくいパラリンピックに投資するよりも、オリンピックに力を入れた方が良いと企業側は判断しますよね。
マーケティング機会の違い
オリンピックは多くの国や地域で非常に高い注目を集めるため、グローバルなマーケティング機会として利用されます。
一方でパラリンピックは視聴者層が限定的なため、マーケティング効果が限定的であると見なされることがあります。
とはいえ近年ではパラリンピックに対する社会的関心が高まりつつあり、スポンサーシップの重要性も認識され始めているのですが…現状まだまだオリンピックには及びません。
これに関しては企業が多様性やインクルージョンを重視するようになり、パラリンピックを支援する企業も増加傾向にあります。
とはいえ、オリンピックに比べたらもう少しかかりそうですね。
パラリンピックが盛り上がらないまとめ
- 選手・競技ともに知名度が低い/メディアの露出が少ない/歴史が浅い
- マーケティングとプロモーションの不足が人気のない理由
以上のことがわかりました。
パラリンピックで頑張っている選手も多くいますが、結局“お金の問題”などがあって大きく取り上げられることがなく非常に残念ですよね。
パラリンピックやオリンピックに関しては、純粋に「平和の祭典」として楽しみたいところですが…やはり経済を考えるとそうもいかないのでしょう。
それでも頑張る選手に対しては心からの声援を送りたいですね。