オリンピック旗手歴代一覧、選ばれる基準、ジンクスに勝った選手は誰なのかについてまとめました。
オリンピックの開会式で日本選手団トップに立ち、日本国旗を掲げる旗手は歴代誰が務めてきたのかまとめました。
さら旗手に選ばれる基準や、昔から言われている不吉な『旗手ジンクス』に勝った選手なども気になりますね。
この記事では
- オリンピック旗手歴代一覧!
- オリンピック旗手に選ばれる基準
- オリンピック旗手でジンクスに勝った選手は誰なのか
についてわかりやすくお知らせします。詳しくは本文でお伝えしていますので、ぜひご覧ください。
オリンピック旗手歴代一覧!
オリンピック旗手歴代一覧について、日本が初参加した大会からお伝えします。
夏季
- 1912年夏季[ストックホルム]三島 彌彦/陸上競技
- 1920年夏季[アントワープ]野口 源三郎/陸上競技
- 1928年夏季[アムステルダム]中沢 米太郎/陸上競技
- 1932年夏季[ロサンゼルス]織田 幹雄/陸上競技
- 1936年夏季[ベルリン]大島 鎌吉/陸上競技
- 1952年夏季[ヘルシンキ]沢田 文吉/陸上競技
- 1956年夏季[メルボルン]笹原 正三/レスリング
- 1960年夏季[ローマ]小野 喬/体操
- 1964年夏季[東京]福井 誠/水泳
- 1968年夏季[メキシコ]遠藤 幸雄/体操
- 1972年夏季[ミュンヘン]篠巻 政利/柔道
- 1976年夏季[モントリオール]猫田 勝敏/バレーボール
- 1984年夏季[ロサンゼルス]室伏 重信/ハンマー投げ
- 1988年夏季[ソウル]小谷 実可子/シンクロナイズドスイミング
- 1992年夏季[バルセロナ]中田 久美/バレーボール
- 1996年夏季[アトランタ]田村 亮子/柔道
- 2000年夏季[シドニー]井上 康生/柔道
- 2004年夏季[アテネ]浜口 京子/レスリング
- 2008年夏季[北京]福原 愛/卓球
- 2012年夏季[ロンドン]吉田 沙保里/レスリング
- 2016年夏季[リオデジャネイロ]右代 啓祐/10種競技
- 2020年夏季[東京]八村 塁/バスケットボール・須崎 優衣/レスリング
冬季
- 1928年冬季[アムステルダム]高橋 すばる/クロスカントリースキー
- 1936年冬季[ガルミッシュ・パルテンキル]追松 和芳/フィギュアスケート
- 1956年冬季[コルチナ・ダンペッツオ]吉沢 広司/スキージャンプ・ノルディック複合
- 1960年冬季[スコーバレー]上野 純子/フィギュアスケート
- 1964年冬季[インスブルック]菊地 定男/スキージャンプ
- 1968年冬季[グルノーブル]金入 孝明/アイスホッケー
- 1972年冬季[札幌]益子 峰行/スキージャンプ
- 1976年冬季[インスブルック]鈴木 正樹/スピードスケート
- 1980年冬季[レークプラシッド]若林 修/アイスホッケー
- 1984年冬季[サラエボ]高橋 忠之/フィギュアスケート
- 1988年冬季[カルガリー]橋本 聖子/スピードスケート
- 1992年冬季[アルベールビル]川崎 務/ショートトラックスピードスケート
- 1994年冬季[リレハンメル]三ヶ田 礼一/ノルディック複合
- 1998年冬季[長野]清水 宏保/スピードスケート
- 2002年冬季[ソルトレークシティー]三宮 恵利子/スピードスケート
- 2006年冬季[トリノ]加藤 条治/スピードスケート
- 2010年冬季[バンクーバー]岡崎 朋美/スピードスケート
- 2014年冬季[ソチ]小笠原 歩/カーリング
- 2018年冬季[平昌]葛西 紀明/スキージャンプ
- 2022年冬季[北京]渡部 暁斗/ノルディック複合・郷 亜里砂/スピードスケート
そして2024年度パリオリンピックの旗手に選ばれたのは、
の両選手です。
数多くの選手が出場するオリンピックという大舞台において、一体何を基準に旗手を選んでいるのでしょうか…気になりますね。
オリンピック旗手に選ばれる基準は?
オリンピック旗手に選ばれる基準については、
- スポーツの実績
- スポーツ界でのリーダーシップ
- 国際的な知名度
- スポーツマンシップ
という点が挙げられますよ。
オリンピックの旗手に選ばれる基準にはいくつかの要素があるのですが、今回挙げたのは一般的に考慮される主な基準になります。
ではカンタンに見ていきましょう。
スポーツの実績
旗手に選ばれる選手は、通常“競技成績が優れた”トップアスリートです。
金メダリストや世界選手権での優勝経験がある選手が多く選ばれているんですよ。
スポーツ界でのリーダーシップ
チームのキャプテンやリーダーシップを発揮する選手が選ばれることが多いです。
選ばれた選手は、他の選手にとって模範となる存在なんですよ。
国際的な知名度
国際的に知られている選手や、その競技で特に有名な選手が選ばれることがあります。
選ばれた選手は国の代表としての象徴的な存在なんですよ。
スポーツマンシップ
スポーツマンシップを体現し、公正で尊敬される態度を持つ選手が選ばれることがあります。
選ばれた選手はオリンピックの精神を体現する存在なんですよ。
また最近ではジェンダー平等を考慮して、男女1名ずつの旗手を選ぶことが推奨されています。
ちなみに旗手が2人になったのは2020年東京オリンピックからと、かなり最近なんですよ。
こちらは国際オリンピック委員会(IOC)の新しいガイドラインに基づくもので、それによると「ジェンダー平等を促進するために、各国が男女1名ずつの旗手を選ぶこと」を奨励しています。
IOCはオリンピックムーブメントにおけるジェンダー平等を推進する一環として男女両方の旗手を選ぶことで、オリンピックに参加するアスリートの多様性と包摂性を示すことを目的としているんですよ。
これらの基準を総合的に判断して、各国のオリンピック委員会や関係団体が旗手を選定しています。
旗手に選ばれることは非常に名誉なことであり、その選手のスポーツ界における貢献や人柄が評価されてのことですよね。
ただ…意外となりたがる人は少ないようです。それもこれもあまり良くないジンクスが関係しているんですよ。
オリンピック旗手でジンクスに勝った選手は誰?
オリンピック旗手でジンクスに勝った選手は誰なのかについては、
- 2000年[シドニー]井上康生
- 2012年[ロンドン]吉田沙保里
- 2020年[東京]須崎 優衣
旗手を務めてもなおメダルを獲得したオリンピアンたちです。
日本のオリンピック旗手に関しては、「旗手ジンクス」というものが存在するんですよ。
これは、
という不吉ものなんですよ。
ただ本当に呪いがかかっているなんてことではありませんし、むしろ旗手に選ばれることは選手にとって大変名誉なことですよね。
ただ…その重責やプレッシャーからか、期待された結果を出せないケースが多く報告されているのも事実なんですよ。
また旗手に選ばれると結団式や開会式の表舞台に立つため、本番に向けた練習や調整に専念できないというデメリットがあります。
「出るからには結果を残す!」と考えているオリンピアンたちは、こういった点からもIOCから打診があったとしても断る選手も少なくないそうです。
ただその中でもそんなジンクスを打ち破って金メダルを獲得した選手もいますので、徐々に払拭されてきているのではないでしょうか。
ちなみにこのジンクスは旗手だけではなく、「主将ジンクス」というのも存在します。
こちらも旗手と同じく、
という不吉なジンクスになっています。
ただしこちらも、
こちらの競技で金メダルを獲得して、ジンクスを打ち破っていますよ。
スポーツ選手はゲンを担いでいる方も多いでしょうから、やはり「負ける」というものには敏感なのかもしれませんね。
とはいえ、やはりケチがつきそうなものは極力遠ざけたいと考えるのが人の心理です。
ただ今回のパリオリンピックではこんなジンクスを吹き飛ばしてメダルを獲得できるように、日本からもアツいエールを送っていきたいですね。
オリンピック旗手歴代まとめ
- 旗手は実力・名声ともにある選手から選ばれる傾向
- 旗手をすると好成績が残せないというジンクスがある
以上のことがわかりました。
旗手に選ばれるということは光栄なことですが、こうもイヤなジンクスがあるとなりたがらない方も多いかもしれませんね。
とはいえ、そんなジンクスにも負けずに金メダルを獲得した選手もいらっしゃいます。
このままジンクスに関してもマイナスな部分が払しょくされ、プラスに捉えてもらえることを切に願いますね。