冨岡義勇が柱稽古に参加しない理由、俺はお前たちとは違うといった真意について記事にしました。
2024年5月12日(日)から始まった『鬼滅の刃 柱稽古編』ですが、冨岡義勇の抱えるものが気になりますね。今回柱が全員登場する貴重なシリーズですが、このシリーズの見どころでもある柱稽古に冨岡義勇は参加しません。
この記事では
- 冨岡義勇が柱稽古に参加しない理由
- 冨岡義勇が俺はお前たちとは違うといった真意
についてわかりやすくお知らせします。詳しくは本文でお伝えしていますので、ぜひご覧ください。
冨岡義勇が柱稽古に参加しない理由は?
冨岡義勇が柱稽古に参加しない理由については、
こういった理由から冨岡義勇は柱稽古への参加を拒否したようです。
水柱として実力もある冨岡義勇がなぜ自分のことを柱にふさわしくないと思っているのかについては以下の理由があるんですよ。
これは一体どう事なのかについて…実は藤の花の山の最終戦別で冨岡義勇は鬼を1体も倒さずに合格してしまったんです。
こういった出来事から、冨岡義勇は自分のことを柱になるのにふさわしい人物ではないと思っているんですね。
ではなぜこんな状況が生まれたのでしょうか。
これについては、冨岡義勇が親友である錆兎と最終戦別に参加したことにあります。
冨岡義勇は錆兎と一緒に最終選別に挑むことになりました。そしてこの時の試験において、あの山にいた鬼をほとんど錆兎1人で倒してしまったんですよ。
それほどの実力を持っていた錆兎でしたが、最終的には藤襲山(ふじかさねやま)に47年間閉じ込められたいた『手鬼』に最終選別中に殺されてしまいます。
そしてこの年の選別で亡くなったのは錆兎だけであり、錆兎以外の全員が選別に受かるという皮肉な結果となってしまったんですよ。
これについて冨岡義勇は、
一体の鬼も倒さず助けられただけの人間が 果たして選別を通ったと言えるのだろうか
俺は水柱になっていい人間じゃない
コミックス15巻/130話より引用
と語っていました。
たしかに最初に試験を自分の力で勝ち抜いてこそ、自信をつけていくということなのでしょうが…冨岡義勇はこの点で自責の念があったのでしょう。
冨岡義勇が『俺はお前たちとは違う』といった真意は?
冨岡義勇が『俺はお前たちとは違う』といった真意については、
といった想いがあるのでしょう。
この発言は決して自分の実力を過信しているとか、相手を下に見ているということから出てきた言葉ではありません。
前項でもお伝えしたように、冨岡義勇は鬼を1体も倒すことなく最終選別に合格しました。
このことから根底の部分がしっかりとしていない自分(冨岡義勇)は、現・柱たちと肩を並べているなんておこがましいという想いがあるようです。
とはいえ、きちんと実力があるからこそ柱なっているのですが…頭カチコチの冨岡義勇には受け入れられないようですね。
ちなみに柱になる条件については、以下のものがあります。
- 一般隊士の十の階級の頂上「甲(きのえ)」であること
- 十二鬼月または鬼を50体倒すこと
この条件を満たして初めて柱へ昇級できるようになります。
あれだけ鬼と対峙している炭治郎でさえ、まだ柱にはなっていませんよね。これに関しては、おそらく階級がまだ「甲(きのえ)」になっていなかったのではと考えられますよ。
つまり、あれだけ戦っていてもカンタンになれるわけではない柱の存在…そこに上り詰めることの大変さがわかりますよね。
このことから冨岡義勇は最終選別では悔いが残る結果となってはいますが、その後は目覚ましい活躍で柱にまで上り詰めているということを自覚してほしいです。これは紛れもない自分の実力があってこそですので、もっと自信を持っていただきたいですね。
冨岡義勇は柱稽古に参加しないままなの?
冨岡義勇は柱稽古に参加しないままなのかについては、
最終的には冨岡義勇も柱稽古に参加することになるんですよ。これについては炭治郎も一役買っています。
きっかけは蝶屋敷で療養中の炭治郎に届いたお館様からの手紙でした。その内容については、
というものだったんですよ。
この言葉通りに炭治郎は根気よく(しつこく)話すことで義勇が根負けしたカタチとなり、理由を明かすことになりました。これが前項の理由に繋がるんですね。
またそれに対しても炭治郎が説得を続けた結果、冨岡義勇は錆兎からの言葉を思い出して柱稽古に参加することを決意するんですよ。
真っ直ぐさは時に人の心を動かすんですね。
冨岡義勇が柱稽古に参加するなら順番はどこ?
冨岡義勇が柱稽古に参加するなら順番はどこなのかについては、
最終稽古として冨岡義勇の柱稽古が設けられました。
コミックス版では冨岡義勇の柱稽古内容についての詳細は描かれることなく、そのまま最終決戦に突入してしまいました。そのため一体どんな稽古をしたのかについては詳細がわかっていません。
ただ外伝小説『笑わない君へ』の中で冨岡義勇に打ち込んでこれまでの成果を引き出すというような、これまでの総仕上げ的な稽古だった様子が描かれていました。
このことから何かを特化して教えるというわけではなく、最終仕上げというカタチに重きを置かれた稽古だったと考えられますね。
ちなみに冨岡義勇が使う『水の呼吸』は基本の五大流派(炎・風・水・岩・雷)の中でも最も基礎に沿ったものであり、最も多くの隊士に使われている呼吸になります。こういったことからも冨岡義勇が最後の指南者にふさわしいと選ばれたのではないかと考えられますね。
ただし最終的に悲鳴嶼の稽古で合格したのは炭治郎だけだったので、炭治郎以外に冨岡義勇の稽古まで進んだ者はいなかったんですよ。その稽古に向かう様子はコミックス16巻の136話に描かれていますよ。
余談にはなりますが…炭治郎は冨岡義勇と共に稽古をしていたことで、最後の鬼舞辻無惨の襲撃に冨岡義勇と駆け付けることになります。そして無限城に落とされた際も2人近くにいたためにともに行動することができました。
さらに冨岡義勇との鍛錬のおかげもあって互いに相手の動きを理解して2人で連携して技を繰り出したり、猗窩座や鬼舞辻無惨との戦いに挑むことができていました。
このことからも結果的に柱稽古は大成功だったと言えますね。
冨岡義勇が柱稽古に参加しない理由まとめ
- 自分を柱にふさわしい人物だと思っていないことから柱稽古に不参加
- 最終選別での劣等感から他の柱には及ばないという意識が強かった
以上のことがわかりました。
鬼滅の刃ではキャラクターそれぞれが色々なものを背負って戦っています。冨岡義勇ももちろん例外ありません。
ただ最終的に考えを改めることができ、良い方向へと進み始めます。そういった人間ドラマも鬼滅の刃の醍醐味ですよね。
最終決戦に向けて冨岡義勇自身はもちろん、彼の周辺がどう変わっていくのか…今後の展開からも目が離せませんよ。