母の日に紫陽花なぜ贈るのか、花ギフトはカーネーション以外でもいいのかについてまとめました。
母の日ギフトの中に紫陽花が多く見られるようになりましたが、なぜ母の日に紫陽花なのか気になりますね。やはり母の日と言えばカーネーションが主流ですが、カーネーション以外の花を贈っても問題はないのでしょうか。
この記事では
- 母の日に紫陽花なぜ贈るのか
- 【母の日】花ギフトはカーネーション以外でもいいの
についてわかりやすくお知らせします。
また紫陽花の花言葉は色で変わるのか、紫陽花の花言葉が怖いと言われる理由についても気になりますよね。こちら詳しくは本文でお伝えしていますので、ぜひご覧ください。
母の日に紫陽花なぜ贈る?
母の日に紫陽花なぜ贈るのかについては、
- 母の日にふさわしい花
- 育てやすさが抜群
という理由が挙げられますよ。
では1つずつ見ていきましょう。
母の日にふさわしい花
紫陽花には『家族』や『団らん』という意味があります。
こちらはここ最近浸透してきた花言葉なのですが、おそらく小さな花が一ヵ所に集まっている様子から『家族の仲良しさ』『団らんの温かさ』をイメージしたのではないでしょうか。
また紫陽花は美しい花を咲かせますが、その豊かな色合いや可愛らしい形状に心も癒されますよね。適切なケアをすれば長く楽しむことができ、母の日の贈り物としても長い期間楽しんでもらえるのではないかと贈る人も多いようです。
そのため母の日の贈り物としてピッタリと最近贈る方も多くなってきました。
育てやすさが抜群
紫陽花はガーデニング初心者でも扱いやすく、比較的育てやすい植物と言われています。
紫陽花に関して日当たりが良いにこしたことはありませんが、部分的な日陰でも成長することができます。そのためベランダなどでも育てることができるんですよ。
また湿気を好む植物で、土がやや湿っている状態を好みます。とはいえ、ずっとジメジメしているのはよくありませんよ。
できるだけ水はけのよい土壌で育ててあげましょう。そうすれば管理もカンタンですし、土が乾かないようにだけ注意しておけば長く楽しむことはできます。
こういった理由から、今はカーネーションではなく紫陽花を選ばれている方も多くなっているようですね。
たしかにせっかく渡すのであれば長い期間で楽しんで欲しいですし、お花であれば1日でも多くキレイに咲き誇ってほしいところです。
こういった理由・ニーズ・ギフトとしてのふさわしさが相まって、母の日の贈り物として紫陽花を贈る人が増えたのではないでしょうか。
【母の日】花ギフトはカーネーション以外でもいいの?
母の日の花ギフトはカーネーション以外でもいいのかについて、
母の日の花ギフトはカーネーションじゃないといけない、なんて決まりはありませんよ。
母の日の花ギフトと言えば長年カーネーションが台頭してきていましたが、実はカーネーションでなければならないということはありません。
感謝を表すのであれば他の花でもいいですし、何ならお母さん自身が好きだという花を贈っても喜ばれますよ。
ではなぜそもそも「母の日=カーネーション」というイメージがついたのか気になりますよね。
母の日の起源は世界中で様々あり、実は日付も異なります。日本ではアメリカに倣って『5月の第2日曜日』と決まりましたが、この背景にはアンナ・ジャービスという女性の働きかけがあったと言われています。
アンナの母親「アン・ジャービス」は、南北戦争で負傷した兵士のケアを行っていました。アンは負傷兵の衛生状態を改善する『マザーズデー・ウォーク・クラブ』を立ち上げました。
献身的なケアを行ってきたアンが亡くなった2年後の1907年5月12日に、娘のアンナは亡きアンを『追悼する会』を教会で行いました。そこで参加者に配られたのが母アンの好きだった「白いカーネーション」だったそうです。
これが母の日の起源と言われていて、この時の「白いカーネーション」は母の日のシンボルと認識されたんですよ。
ではなぜ「白いカーネーション」ではなく、「赤いカーネーション」が主流となったのでしょうか。
これに関してはキリスト教が関係しているようですね。
実は「白」は十字架にかけられる前のキリストとマリアを表し、「赤」は十字架にかけられた後のキリストの赤い血を表していると言われています。
そのことから
と区別するように提案されたそうです。
しかしながら、この区別をすることで傷ついてしまう子供がいるのでは…という声が挙がるようになり、それ以降「赤いカーネーション」が定着するようになりました。
上記の話からすると「白」は生、「赤」は死後というイメージがありますが…もしかしたらアンナが亡き母に贈ったものが「白いカーネーション」だったことから、逆になってしまったのでしょうか。
ただこのお話からするとたまたま母親が好きだった花がカーネーションだったというだけの話であり、もしかしたら母親の好きな花によっては別のものになっていた可能性も大いに考えられますね。
つまり母の日にカーネーションを必ず贈らなければならないというわけではありませんし、カーネーション以外でも感謝の気持ちがこもっていれば何であろうとかまわないということがわかりました。
これなら安心して紫陽花を母親に贈ることができそうですね。
ただ…紫陽花の色によって、花言葉は変わってくるのでしょうか。
【母の日】紫陽花の花言葉は色で変わる?
母の日に紫陽花の花言葉は色で変わるのかについては、
そのため贈る「色」には注意が必要ですよ。
では1つずつ見ていきましょう。
青・紫
紫陽花の定番カラーである青や紫は、雨の中でも美しく凛とした姿を見せる様子から「知的」「神秘的」という花言葉がついています。
また「愛」を含む言葉がある一方で、「冷淡」「無情」というネガティブな意味の花言葉もあるんですよ。そのため贈る際には注意が必要な色かもしれませんね。
赤・ピンク
「元気な女性」という花言葉はフランスでつけられたものです。可愛らしい色であること、心地よい気候であることが由来とされているんですよ。
また母の日に見かけるカーネーションのように、赤・ピンクは「愛情」「母の愛」を表現する色でもあります。
このことから毎年カーネーションをあげていたという方は、少し個性的に赤・ピンクの紫陽花を贈られてみてはいかがでしょうか。
緑
最近見かけるようになった色で、アナベルという緑色の品種があります。緑と言っても濃いものではなく、淡く可愛らしいものになりますよ。
アナベルは小さな花がたくさん集まって、ボール状の花房になります。大きなものでは直径20cmほどになり、ボリューム感があっても軽やかな印象なのがアナベルの魅力ではないでしょうか。
白
紫陽花は色が移り変わっていくのが特徴の花ですが、真っ白というのも存在します。その花言葉は「寛容」「一途な愛」は、どの色にも染まっていない洗練されたイメージからついたとされています。
白い紫陽花は珍しく、見た目もとても可愛らしいです。花言葉もステキなものですので、ギフトとしてはピッタリではないでししょうか。
花言葉から考えると青・紫以外を考えるかと思いますが、基本的には相手のお好きな色であれば青や紫でも良いとは思います。同じ青であっても少し白が混じっていたり、明るかったり、濃かったり…種類も様々です。
さらに花のカタチも少しずつ違っていて、同じ紫陽花だとは思えないような違いが出ているものもあるんですよ。
花が大きいものや小さいものなどたくさん種類がありますので、どうぞ好みに合ったステキな紫陽花を贈ってみてはいかがでしょうか。
【母の日】紫陽花の花言葉が怖いと言われる理由は?
母の日に贈る紫陽花の花言葉が怖いと言われる理由について、
という理由が考えられます。
前項でもお伝えしたように、紫陽花の花言葉は決して良いものばかりではありません。同じ色の花だとしてもポジティブとネガティブ両方を持ち合わせていたりしましたよね。
この花言葉を見て『悪い方に取られたらどうしよう…』と思ってしまうことが、紫陽花の花言葉が怖いと言われる理由なのではないでしょうか。
実際受け取った方がどう捉えるか、わかりませんよね。こちらが意図していない捉え方をして関係性がこじれては困ると思うのが人間の心理です。
そう考えてしまう人は初めから悪い花言葉が混ざっている色は避け、「愛」などが全面に出ている花言葉が使われている色の紫陽花を選ぶようにしてはいかがでしょうか。
ただそれでも「どうしてもこのキレイな青を届けた!」と考えるようであれば、一言メッセージカードを添えておくと安心かもしれませんね。
母の日に紫陽花なぜ贈るまとめ
- 紫陽花は母の日にふさわしい花であり、育てやすさが抜群
- カーネーション以外の花ギフトでも問題なし
以上のことがわかりました。
母の日が近付いてくると何を贈ろうか迷う方も多いのではないでしょうか。毎年無難にカーネーションにしてしまっているけど
、今年は少し変わった贈り物をしたいと考えているのではれば紫陽花はうってつけですよ。
花の色によって花言葉の意味も変わってくるようですが、必要以上に恐れることはなさそうです。紫陽花にも温かい花言葉が存在しますので、安心して紫陽花をギフトとして贈っても良いのではないでしょうか。
これから贈れば長い期間楽しめるギフトとして喜ばれるかと思いますので、ぜひとも母の日に紫陽花ギフトを検討してみてくださいね。