落馬事故の原因なぜ、騎手不在の馬が一着の場合に着順どうなるのかについてまとめました。
競馬を見ているとたまに起こる落馬事故…本当に心が冷える想いですが、この落馬事故の原因はなぜなのでしょうか?さらに騎手が不在の状態で一着になった場合、その馬の着順はどうなるのか気になりますね。
この記事では
- 落馬事故の原因なぜ
- 落馬事故で騎手不在の馬が一着の場合に着順どうなる
についてわかりやすくお知らせします。
また落馬事故による人への危険性についても詳しくは本文でお伝えしていますので、ぜひご覧ください。
落馬事故の原因なぜ?
落馬事故の原因なぜなのかについて、
- 他の馬との接触
- 騎手の操作ミス
- 競争環境の影響
- 馬の健康状態
- 障害物
などが原因で引き起こされると考えられます。
では1つずつ見ていきましょう。
他の馬との接触
競馬中においては他の馬と接触することで、馬がバランスを崩し落馬してしまうことがあります。特に競走中の密集した状況では、このような接触が発生しやすくなります。
そのためこの接触によってバランスを崩してしまったりすると馬が倒れてしまい、落馬事故の原因となってしまうんですよ。
騎手の操作ミス
競馬においては騎手が馬の制御を失ったり、誤った操作を行ったりすることで落馬事故が発生してしまうことがあります。
例えばスタート時やコーナーを曲がる時にバランスを失ってしまい、他の馬との接触なんてことも…。そうなると馬はバランスを崩してしまい、それが落馬事故へつながってしまうこともあるんですよ。
また馬のペースコントロールの失敗などが挙げられます。
競走環境の影響
競馬場のコースや天候の影響も落馬の原因になります。
コースが滑りやすい状態だったり、ぬかるんでいたり、また風が強い場合などは馬・騎手ともに安定性に影響がでてしまうんですよ。
馬の健康状態
馬の急病やケガなども落馬の原因になります。
それまで全てにおいて健康だった馬がレース中に何かしらの病気またはケガが発現してしまうことで、それにより落馬事故が引き起こされてしまうことがあります。
記憶にあるものとしては、2023年5月28日に行われた日本ダービーで、ルメール騎手が乗っていた馬『スキルヴィング』がレース中に急性心不全を発症し、ゴール直後に息を引き取りました。
スキルヴィングの場合は騎乗するルメールを落とすことなく最期踏ん張り、その想いの強さに多くの人が涙しました。ただこんな急な発症に対して踏ん張れるのなんて、かなり稀なことですよね。
障害物
基本的に競馬場のコースにおいて障害物というのはありません。しかし場合によっては地形の変化なども一種の障害物となり、落馬の原因となることがあるんですよ。
前の馬が蹴り上げた際に地面がえぐれてしまい、そこに足を取られる…というのも考えられますよね。
これらの要因が単独または複数組み合わさって、競馬の落馬事故が発生することがあります。
正直競馬に関してはまずは人馬ともに無事に走り切ってくれることを望みますが…こういったトラブルはなかなか回避が難しいのではと考えられます。
それはどれだけベテランであろうと避けて通ることができませんが、その中でもまずは競馬の安全性向上にはこれらの要因を十分に考慮して予防策や安全対策を講じることが重要なのでないでしょうか。
落馬事故で騎手不在の馬が一着の場合に着順どうなる?
落馬事故で騎手不在の馬が一着の場合に着順どうなるのかについては、
落馬事故で騎手が不在になってしまった馬が一着でゴールしたとしても、それは一着とはならないんですよ。
騎手がいなくなった馬を『空馬(からうま)』と言います。そして基本的には『空馬(からうま)』になった時点で記録上は「競争中止」となるため、出走の順位は反映されません。
また『空馬(からうま)』は騎手の制御がないために、思いもよらないコース取りで効率の悪いコースを走ってしまいます。そのためあまり上位にはあがってこないのですが…それでも一方で、騎手がいない分だけ身軽になった状態で走れるために上位に食い込んでくることが度々あるんですよ。
そういった『空馬(からうま)』が一着でゴールしてしまったとしても、落馬した時点ですでに記録は「競争中止」のために着順に反映されるわけではないんです。
せっかく一着でゴールしたのに…とは思いますが、他の馬と明らかに違う条件で走っている以上は平等とは言えませんよね。
ただ『空馬(からうま)』の状態で上位に食い込むというのはかなりすごいことなんすよ。
「身軽だし好きに走れそうなのに…」と思う方もいらっしゃるかと思いますが、好きに走れる分だけ難しいんです。
実際に競馬馬が「競馬」というものを理解して走っているとは言えません。その誘導のために騎手がいるんですよ。
騎手の多くは「何もしない騎乗こそ最高の騎乗」という考えを持っています。ではなぜそうしないのか…そうしなければまともに走ってくれないケースが大半だからなんですよ。
カンペキに『競馬』を理解している競走馬というのは、本当にごくわずかです。あくまで馬たちは騎手の指示によって、コントロールされてそういう走りをしているだけに過ぎません。
つまりこのコントロールもなしに、上位に食い込んでくる馬のスゴさ…わかりますよね。
落馬事故の人への危険性は?
落馬事故の人への危険性については、
- 重傷や死亡の可能性
- 永続的な障害
- 精神的な影響
- 周囲への影響
- スポーツの信頼性への影響
が考えられますよ。
では1つずつ見ていきましょう。
重傷や死亡の可能性
落馬事故は馬や騎手に重傷を負わせることがあります。
特にものすごいスピードで走り抜けている最中の落馬において、頭部への衝撃は致命的な結果をもたらす可能性がありますよ。
もしレース中の落馬事故で無傷だったということがあった場合には、それは素晴らしい奇跡とか言いようがありませんね。
永続的な障害
落馬事故によって生じる怪我は、騎手や馬に永続的な障害をもたらすことがあります。これには骨折、脳損傷、脊髄損傷などが含まれます。
この事故によって体には障害が残ってしまい、最悪もう二度と馬に乗ることはできないなんてこともあり得ますよ。
周囲への影響
落馬事故は周囲の馬や騎手にも影響を及ぼす可能性があります。
他の競走馬や騎手との接触によって、連鎖的な事故が発生することもあります。特に前を走っていた馬を避けきれずに後続の馬も巻き込まれてしまう事故は多く起こっています。
精神的な影響
落馬事故によって騎手や関係者は精神的な苦痛を経験することがあります。
特に重傷や死亡事故の場合、そのトラウマは深刻な影響を与える可能性があります。できればこんな事故が起こらないことを祈りつつ、見守ることしかできない関係者は心苦しいですよね。
スポーツの信頼性への影響
落馬事故が頻繁に発生する場合、競馬や乗馬の安全性に対する一般の信頼が損なわれる可能性があります。
これは競馬産業や乗馬産業にとって重大な問題です。
実際に落馬事故が続くと、競馬ファンの心はすり減っていきます。まずは事故がないようにするのが最善ですが、見ている方としては祈るしかできないというのももどかしいですよね。
これらの理由から、落馬事故の危険性を最小限に抑えるためには、馬や騎手のトレーニングと技術向上、競馬施設や装備の安全性向上、事故発生時の迅速な対応など、様々な対策が必要です。
落馬事故の原因まとめ
- 他の馬との接触/騎手の操作ミス/競争環境の影響/馬の健康状態/障害物などの理由から引き起こされる
- 騎手不在の場合には着順無効になる
以上のことがわかりました。
一生懸命に走る馬の姿は、本当に美しくて惚れ惚れしてしまいますよね。ただ一見走っているだけに見えますが、レース中の馬たちは意外と体がぶつかり合っていて危険だということがわかりました。
落馬事故においても様々な要因から引き起こされるもののようですが、とにかく私たちにできるのは人馬無事に走り切ることを祈ることだけのようですね。
とにかく1レース1レース命懸けで挑んでいる競走馬と騎手たちに敬意を払い、全頭無事を祈りつつ競馬を楽しんでください。