デフリンピックの2025年夏季大会を「東京でやりましょう」という招致を目指すというニュースがありました。デフリンピックという言葉自体あまり聞きなじみがない言葉ですよね。恥ずかしながら私は知りませんでした(/ω\)実は新型コロナウイルスの影響で延期になっていた2021年大会が今年5月1日~15日までブラジルで開催されていたんです。そもそも一体どういったものなのか気になりますね。今回はデフリンピックについて調べてみました。
デフリンピックとは?
耳の聞こえないアスリートのためのオリンピックです。デフリンピックは4年に1度に世界規模で行われている国際大会で、夏季大会と冬季大会があります。デフ(Deaf)とは英語で「耳の聞こえない」という意味で、【デフ(Deaf)+オリンピック】でデフリンピックと名付けられました。
デフリンピックとパラリンピックの違いは何?
- デフリンピックは「耳の聞こえないアスリートのためのオリンピック」
- パラリンピックは「身体障害を持つアスリートのためのオリンピック」
耳の聞こえないアスリートは、スタートの音などが聞こえないため一斉にスタートするのが難しいですよね。そのためパラリンピックとは別に、デフリンピックでは耳の聞こえないアスリートに対して様々な工夫を行った世界大会を行っているんです。しかしその工夫とは一体どういうものなのでしょうか。
デフリンピックでの様々な工夫とは?
デフリンピックではスタート時の合図などを「音」の代わりに「目」で見てわかるように工夫されています。例えば100m走のスタート合図は光がピカッと光る“フラッシュランプ”でスタートを知らせます。陸上だけではなく、空手・水泳なども光でスタートがわかるようになっています。
デフリンピックにはどんな種目がある?
夏季大会※2022年大会参考
- 陸上
- バスケットボール
- ボウリング
- サッカー
- 柔道
- オリエンテーリング
- 水泳
- バドミントン
- ビーチバレーボール
- 自転車
- 空手
- 射撃
- 卓球
- テニス
- テコンドー
- レスリングフリースタイル
- マウンテンバイク
- バレーボール
- グレコローマンレスリング
冬季大会※2019年大会参考
- アルペンスキー
- クロスカントリースキー
- スノーボード
- カーリング
- アイスホッケー
- チェス
こうしてみるとたくさんの競技があるのがわかりますね。しかも競技には特別なルールがある訳ではありません。団体競技であるバスケットボールなども通常ルールで行われます。違いと言えば試合中にコートにフラッグマンが設置されることくらいです。ブザーや笛の音が鳴るのと同時にフラッグマンが旗で選手達に知らせてくれるんです。「耳が聞こえない」という点以外は何も変わらないんです。
「耳の聞こえない」中で代表選手達が見せる戦いはやはり感動を覚えます。2025年の東京招致が叶ったらぜひ見てみたいですね。
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