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マイナ保険証の紐付けとは?メリット・デメリットは?

日常

2022年5月23日に「マイナ保険証」の普及に向けて政府が動き始めたという報道がありました。マイナンバーカードを保険証として使うってどういうこと?自分で何かしなきゃいけないの?と疑問ばかりですよね。保険証とマイナンバーカードを「マイナ保険証」として使用するためには、一体何が必要なのかを調べて見ました。

マイナ保険証の紐付けとは?

まずは自分自身で健康保険証とマイナンバーカードを紐付ける必要があります。紐付けはスマートフォンでも行うことが出来ますよ。

【紐付け前に】

  • プライベートブラウズ(Safari)やシークレットモード(Chrome)を利用の方はオフにする
  • 開いているタブを全て閉じることをおすすめ

【紐付けに必要なもの】

  • マイナンバーカード(本人のもの)
  • 市区町村窓口で設定した4桁の暗証番号(パスワード)
  • マイナンバーカード読取対応のスマホ
  • アプリ「マイナポータルAP」は事前にインストール

【紐付けの仕方】

  • 「マイナポータルAP」を開いて、アプリ内の「健康保険証利用申込」を押す※利用規約を必ず確認し「同意して次へ進む」を押す
  • 併せてマイナポータルの利用者登録が行えるので「申し込む」を押す
  • 4桁の暗証番号を入力して「次へ」⇒マイナンバーカードをスマホで読み取る※読み取れたら自動で次へ進む
  • 読み取りが完了したら申込完了⇒「終了」ボタンを押して画面を閉じる

申込状況を確認したい時はブラウザでマイナポータルにアクセスして「健康保険証利用の申込」の「申込状況を確認」から確認可能ですよ。
操作自体難しいことはありませんが、マイナンバーカードと保険証を紐付けるという行為には少し躊躇いがあります。それについて「マイナ保険証」についてよくわからないから、登録に乗り気ではない方が多いのではないかと思います。メリット・デメリットにも見ていきましょう。

マイナ保険証のメリット・デメリットは?

メリット

就職・転職・引っ越しをしても健康保険証として使える

一番のポイントはこれではないでしょうか。保険証切替中は一時自費で支払いをしなければならなかったところ「マイナ保険証」を使えば、切替中で保険証が手元になかったとしても普段と変わらずに病院・薬局にかかることが出来ます。ただし加入・喪失など保険変更の届出は従来通り必要ですので、きちんと行うようにしましょうね。

自分の特定健診・薬・医療費の情報が確認できる

マイナポータルAPのマイページに、過去に受けた特定健診の結果・処方薬・支払った医療費に関する情報が蓄積されていきます。自分の健康や受けた医療について、いつでも確認できるようになるんです。

同意をすれば医師や薬局に情報を共有できる

被保険者(自身)の同意がある場合に限って、過去の特定健診・処方薬の情報が医師や薬局に共有されます。わざわざ病院経由で情報を引き継いでもらう必要がないので、迅速かつ正確な診断に繋がりますね。

医療費控除が簡単になる

マイナポータルAPに医療費の情報が蓄積されるため確定申告で医療費控除を申告する際に、領収書を整理する必要がなくなります。またマイナポータルAPからe-Taxに情報連携できるようになるようなので、オンラインでの申告がさらに簡単になります。

高額療養費制度の対象となる支払いが簡単になる

これまで高額療養費制度を利用する場合は自身で医療費を立て替えてから請求するか、限度額適用認定証を発行する必要がありました。しかしマイナ保険証を利用して情報共有に同意すれば、新たに手続きなどをしなくても高額療養費制度の限度額を超える医療費は自動的に免除されます

デメリット

対応する医療機関が少ない

対応する医療機関が少なく、マイナ保険証の手続きをしても活用できない場合があります。

紛失や盗難による個人情報漏洩のリスク

マイナンバーカードを持ち歩くことで紛失・盗難といった場合のリスクがあると考えられます。またデータ管理のために、システムエラーや情報漏洩のリスクは十分考えられます。紛失や盗難の場合は有料で再発行 マイナ保険証を紛失すると有料で再発行する必要があります。横浜市では手数料800円(電子証明書の搭載を希望する場合は1,000円)かかります

マイナンバーカードの有効期限に注意が必要

マイナンバーカード本体とマイナ保険証で利用する利用者証明用電子証明書は、それぞれ有効期限が異なります。 マイナンバーカードの有効期限は発行日から10回目の誕生日まで(20歳未満の方は5回目の誕生日まで)です。 一方、利用者証明用電子証明書は発行日から5回目の誕生日が有効期限です。 マイナンバーカードを保険証として利用するには、期日が到来したマイナンバーカード本体と利用者証明用電子証明書を都度発行しなければなりません。

申請手続きが面倒

PCやスマホでの健康保険証申請が出来ますが、自身で申請を行わなければならないという手間がかかります。 PCでマイナポータルにアクセスするには、マイナンバーカード対応のICカードリーダーが必要になります。 スマホでアクセスする場合は、お使いのスマホにマイナンバーカードの読み取り機能が付いていなければなりません。 そのほかセブン銀行ATMでも簡単に手続きできます。

マイナ保険証のまとめ

  • マイナンバーカードと健康保険証の紐付けは自身で行う必要がある
  • メリット①就職・転職・退職・引っ越しをしても健康保険証として使える
  • メリット②過去の医療記録が全て記録される※本人同意があれば医師・薬局に情報共有可能
  • メリット③高額療養費制度における限度額を超える支払が免除される
  • メリット④医療費控除が簡単になる
  • デメリット①対応する医療機関が少ない
  • デメリット②紛失や盗難による個人情報漏洩のリスク
  • デメリット③マイナンバーカードの有効期限に注意
  • デメリット④申請手続きが面倒

月に何回も病院にかかったりしている人には多少メリットはあるかもしれませんが…実際手間をかけて申請を行ったわりにはメリットがほとんどなくデメリットしかないような印象を受けますね。
しかも「マイナ保険証」を使うと支払いが増える謎の仕組みがあります。自己負担3割の場合、初診は21円・再診は12円・調剤は9円が月に1回加算されます。なお従来の保険証を利用すると、初診で9円の加算です。
今のままでも特に不自由ないのに、わざわざ「マイナ保険証」を使って支払いを高くする理由が国民には無いため、これも普及しにくい理由なのではないかと考えられます。少なくとも私自身は急いで手続きをするものではないと感じていますし、それ以上に紛失や漏洩の方が怖いので様子見をしています。
政府はマイナンバーカードを健康保険証として使うようにしたいと考えていて、将来的には現行の健康保険証について「原則廃止を目指す」と明記する方向で検討に入ったようですが、これらのデメリットを払拭しない限りは運用が難しいのではないかと思います。

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