天皇賞春が2022年5月1日に行われましたね。1着はタイトルホルダーでしたが、1着同様とても話題になった馬がいました。シルヴァーソニックという綺麗な芦毛の6歳牡馬です。この馬は騎手を乗せず、1頭だけで天皇賞春の舞台・阪神競馬場を走り抜けたのですから驚きです。なぜ騎手がいなかったのか気になりますね。
天皇賞春のシルヴァーソニックに起きた珍事について話していきます。
天皇賞春のシルヴァーソニック落馬の原因・理由は?
実はレース直後に騎手が落馬して、シルヴァーソニックは騎手ナシの1頭だけでレースを走り切ったんです。右から2番目の馬がシルヴァーソニックです。
#シルヴァーソニック 落馬競走中止の瞬間🏇💦#天皇賞春🌸 pic.twitter.com/UDfCDBvrpt
— IWasBornToRace”Q” (@IWasBornToRaceQ) May 1, 2022
シルヴァーソニックはスタート直後につまづいてしまい、鞍上の川田将雅騎手が落馬をしてしまったんです。この時点でシルヴァーソニックは競争中止になってしまいました( ;‗;)
天皇賞春のシルヴァーソニックにケガは?
レースは無事に走り切ってくれたのですが、問題はレースの後に起きました。
菊花賞でスタート直後に落馬したシルヴァーソニック。
ゴール後ラチに向かい、ラチを飛び越えようとして大転倒!!
少しの間動かなかったので、かなり心配しましたが問題なかった模様。色々と心配させてくれる子ですねぇ😅#菊花賞#タイトルホルダー#シルヴァーソニック pic.twitter.com/zGg2nDA4k2
— おときち凄馬ch(🐴競馬動画配信中🐴) (@otokitisugouma) May 1, 2022
私はこの映像を見た時、本当に心臓が止まるかと思いました。ただただ無事を祈るように見つめるしかなかった時間はとても長かったです。この後自ら立ち上がり、馬運車に乗り込んだところを見て本当に安心しました。
レース後ラチを破り、倒れ込んで動かず本当に心配しましたが、担当さんたちが助けに行くと立ち上がり自分で歩いて馬運車に乗りました。シルヴァーソニックが大きな怪我をしていないことを祈るばかりです。 pic.twitter.com/OJuVW6EPMW
— ちひろ (@chihiro_gs) May 1, 2022
ちなみに心配していたケガに関しては人馬共に異常はなかったようです。しかもシルヴァーソニックに至っては派手に転倒をした後にも関わらず「大きな異常もなく、歩様も問題ありません。打撲したところもありますが、今朝は腫れも引いて運動出来ました。シュンとしてないし、至って平然として映ります」と3日朝には栗東トレセンで引き運動を行ったようです。
何というタフガイっぷりでしょう♡結果良いだったので、安心と共にかなり驚きです。
天皇賞春のシルヴァーソニックに起きたカラ馬は危険?
シルヴァーソニックが騎手を乗せずに走った行為をカラ馬(空馬)と言います。カラ馬であっても一生懸命走る馬の姿はとても可愛くて多くの人が魅了されます。しかしカラ馬は非常に危険なのです。
カラ馬には騎手が乗っておらず、誰もその馬のコントロールが出来ない状態です。コントロールが出来ないということは、その馬が急激に進路を変えたり、暴走したりしてもおかしくありません。つまり他の馬と接触して大惨事になってしまう可能性があります。競走馬はおよそ60キロほどで走っていますので、車みたいなものです。もし他の馬と接触・転倒してしまうと人馬共に大ケガをしてしまいます。下手すれば命を落とす可能性もあるので、カラ馬は非常に危険と隣り合わせなのです。
今回のケースは最後にアクシデントが起こったにしろ、全ての馬・人が無事であったので「良かった」と言えるケースになりました。
天皇賞春のシルヴァーソニックの次走予定は?
次走についてはまだ予定は決まっていません。5月3日朝に引き運動を開始し始めたシルヴァーソニックはしばらく厩舎で様子を見て、次走を決めるようです。
シルヴァーソニックが無事で本当に良かったです。しょげることもなく、強メンタルなところもまた愛おしく感じます(*’ω’*)
天皇賞春で見せたシルヴァーソニックのポテンシャルの高さ・頭の良さには驚きです。誰もコントロール出来ない状態で1着のタイトルホルダーに食らいつき、2着(競争中止ため非公式)に入りました。つまり馬自身で体力のペース配分をした上に、後続の馬に抜かれないような好位置を取り続け、最後までタイトルホルダーに食らいついていったんです。カッコ良くも可愛いシルヴァーソニックのファンになられた方も多いのではないでしょうか。私もその一人です。今後もシルヴァーソニックの動向は要チェックですね。
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